キャリアプランなんて要らない理由とは


結論から言いますと

将来のキャリアプランは要らないです。

キャリコンのくせに何を言っているのだと言われそうですが、

私は実際にそう思ってます。


『自己紹介』の記事を見て頂ければわかるかと思いますが、

到底、計画性のない人生を歩んできてしまいました。(笑)

それも絶賛、今も真っ最中なのです。


キャリアプランなんて要らないと思っていた


みなさんもきっと聞かれたことがあると思います。

就職活動しているときや、会社に入社してからの人事面談であたり、

転職活動されたことのある方は、転職エージェントに聞かれたかもしれません。



「将来のキャリアプランについて教えて下さい。」



突然、面接や面談、就職や転職活動のエントリーシートを書く時などに

聞かれたりして困ったことはありませんか。


本音は、「そんなのありません。」なのですが、

そんな返答は通用しないことは知ってます。

「そんなのあるひとなんていない。」と、どこかで思っているし

将来のキャリアプランをスラスラ言えるひとは、

「本音では、そんなこと思ってませんよね。」

と、聞いてみたいと思っています。


誰も、キャリアプランを日常から考えているひとはいないのです。

なのに突然聞かれるのです。

「聞いてきたあなたこそ将来のキャリアプランを日常で考えてますか?」

と、聞いてみたい気持ちをぐっとこらえて、

自分の将来について考え始めるのです。


私もそうですが、突然聞かれても答えられません

そんなこと考えたこともないし、気にしたこともない。

仕事が忙しくてそんなこと考えている余裕なんてないとも思っていました。


それを突然、自己分析であったり、自己理解であったり、

あれやこれやと自分を振り返ってみたり、自分について考えてみたり

適性検査を受けてみたりします。



今度は、自分がやりたいことは何か、興味があることは何か、

どんな職業が向いているのか、どんな仕事が世の中にはあるのかと

仕事理解をすすめていきます。


そして、将来のありたい姿を、フルカラーで見えるようにイメージしてみます。

そこから逆算して、10年後、5年後、3年後、1年後、半年後、3ヶ月後と

計画を立てて将来ありたい姿を思い浮かべて行動していくわけです。


キャリアプランなんて要らない理由 その1


ところでみなさん、将来の計画がその通りになったことはありますか?

将来の夢でも構いません。

子供のころに思い描いていた将来の夢をそのまま実現してますしょうか。

もちろん、実現されている方がいるのも事実です。

ただ、実現された方でも、自分の思い描いたルートでそのまんま実現できて

いるのでしょうか。

そうではないと思います。

プロ野球選手を目指したとしたら、高校では甲子園に行くと思っていたけで

実際には行けず、社会人を経験してからプロになるかもしれません。

日本のプロ野球選手のつもりが、大リーグの選手になっているかも知れません。

プロ野球選手になることまでは決めていたけど、

その先に監督になったり、解説者になるとは想像してなかったと思います。


こんなひとはいないと思いますが、

「甲子園に行けないのは、私のキャリアプランじゃない」と言って、

抗議しても甲子園に行けるようにはなりません。


私自身を振り返ってみても言えることです。

まさか上京して戻って来るとは思いませんでした。

転職するとも思ってませんでした。

なんなら子供のころの夢は、電車の運転手さんです。


キャリアプランなんて要らない理由 その2


また、キャリアプランが要らない理由は他にもあります。


プロ野球選手になたことのないひとにプロ野球選手になる方法が

わかりません。

プロ野球選手になってみて始めて、プロ野球選手になる方法がわかるのです。



では、なったことあるひとに教わればいいじゃないかと思われますが、

ひとりひとり、環境やなんなら肉体も違うわけで、唯一の正解があるわけではありません。

なのでプロ野球選手になる可能性を高めることはできるかもしれませんが、

完全な答えは存在しないのです。


つまりは、余計な知識と間違っているかもしれない考え方を固定観念は

これから何かを得ようとしているひとには、

かえって邪魔になってしまうのです。


本当のキャリアプランは


では、あるべきキャリアプランとはなんでしょうか。


それは、目の前のやるべきことに全力をそそぐことです。

そうすれば、キャリアは自然と向こうからついてきます。


私自身を振り返ってみても

上京して無職でしたが、

たまたま他にすることがなかったので

目の前のアルバイトを毎日つづけたら、アルバイトリーダーになって、社員になって

店長になりました。


目の前のことを積み上げて来ただけです。

その道は、一直線ではなく、いくつも分かれ道があり、

坂があり、全く違う向こうの道を進んだりしてきました。


いつも用意しておくべきもの


あえて、用意しておいた方がいいんじゃないかなと思うことが

ひとつあります。

それは、いつも自分が楽しいこと、自分がワクワクすることは何か

確認しておくことです。


自分が楽しいこと、自分がワクワクすることに全力を注ぐのです。

自分が楽しいことやワクワクすることが最もひとは力を発揮できるのです。

言い方を変えれば、自分の力を最大限だせると言うことは、

最も生産性高く、ありたい姿を実現する方法なのです。

これが本当のキャリアプランなのではないでしょうか。


またまた、私のお話で恐縮なのですが、

私が、転職をするときに考えたことは何かと言いますと

ネガティブになる前にポジティブなうちに次の道に進もうと考えました。

そのおかげで転職先でも、力を発揮することが出来たのだと思います。

時間がりましたら、詳しくは、『自己紹介』の記事を見て頂ければと思います。


最後に


私の考えるキャリアコンサルティングは、

単に将来に対しての計画を立てて備えるというこではないと考えています。

今、この瞬間にワクワクできることに全力投球するためのお手伝いをすることだと考えてます。

まわりに惑わされず、ただ、ひたむきに進むことへの後押しが出来ればと考えます。