運のいい人と運の悪い人の違いを考えてみて気がついたこと

この世の中には、「運のいい人」と「運の悪い人」がいます。

誰もが、できれば自分は「運のいい人」になりたいと思ってます。

「運のいい人」は、どうして「運がいい」のでしょうか。


運がいいとは


朝、通勤のときに自動車を運転していて信号に3回連続で捕まったら、

「今日は、ついてない日」だと思うことがあります。

さらにその3回がすべて黄色信号で捕まったときなんかは、

誰かがわざとやってるんじゃないかと思えることがあります。


逆に交差点に差しかかるタイミングで青信号にちょうど変わったときは、

「今日は、ついてる。」と思ったりまします。


こんな時もあります。

同じように自動車を運転していて、スマホにメールが着信します。

次に赤信号で停まったら確認しようと思うと全く信号に捕まらないことがあります。

そのまま、目的に到着するなんてこともあります。

この場合は、運がいいのでしょうか、悪いのでしょうか。


自分が、目的地に到着することにフォーカスをしていると

信号に捕まることは、運の悪いことで、

自分が、停まりたい、そしてメールを確認したいということにフォーカスしているときには、

信号に捕まらないことが運の悪いことになるわけです。

この2つの違いは、何でしょうか?

共通点は何でしょうか?


2つの違いは、信号で止まるか止まらないか、信号の色が赤色か青色かの違いです。

共通するのは、どちらも運が悪いと思っていることです。


信号で停まるか止まらないか、信号の色が赤色か青色かで運がいいとか悪いとかは

決まらないことがわかります。

進みたいときには、赤色が運がわるく、停まりたいときには、赤色が運がいいわけです。


共通している、運が悪いと思っているということをみてみるこれが、運を悪くさせている

原因ということになります。


ひとは、ネガティブなことにフォーカスしてしまいます。

本能的に、危険を回避するため備わっている能力です。

なので、誰しも運が悪いことには自然とフォーカスしてしまうのです。


運がよくなる方法


なので、結論から言うとこれの逆をすればいいのではないでしょうか。

運がいいことにフォーカスをするのです。


先程の信号の例えでは、

赤信号に捕まってしまったら、

「メールの確認ができてよかった。」

青信号が続いたら

「目的地に少し早く着けたら、メールを確認する時間がつくれてよかった。」

と思えたら運がいいなと思えるのではないでしょうか。


とは言っても、お釈迦さまでもあるまいし、いつもそんな風には思えません。

体調が悪い時、寝不足な時、誰かと喧嘩した時、

とてもそんな風には、思えないわけです。


じゃあどうしたらいいかなのですが、

体調が悪い、寝不足、誰かと喧嘩の逆をするのです。

体調を整える。寝る。仲良くする。

です。

そうすれば、そんな風に思える心の余裕が生まれるかもしれません。


まぁ、それ自体もかなりの綺麗事なわけで、現代で生きていたらそれを実現することも

かなりハードルが高いわけで、そんな環境で生きられていたら、

むしろ、そのことが運がいいことなわけです。


運がいいは偶然ではなく必然


つまり、それが答えですね。

そんな環境で生きているひとが、運のいい人というわけです。

つまりは、自分でその環境を選んで生きているわけです。

そのために、努力していることもあるのです。

なので、運がいいは、偶然ではなくて必然なのかもしれません。


以前、メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手が学生の頃に書いた

マンダラチャートをみたのですが、

そこには、「運」という項目があり、そのための具体的な行動として

「あいさつ」、「道具を大切に使う」、「プラス思考」などが

書かれていました。

つまりは、その行動をすることで運が得られますよということです。


私が「運」は偶然ではなくて必然たと思えるようになったのは、つい3日くらい前です。

40歳しっかり過ぎてからです。

ところが大谷翔平選手は、10代で気がついていたわけです。

大谷翔平選手の活躍は、偶然ではなく、必然なわけです。


最後になりますが、

とは言っても、それでもかなりハードルが高いわけで、

もし実践できていたら、とっくに私自身が大リーグに行けているわけです。


最後に


なので、ハードルを下げる方法がひとつあります。

それは、1年間365日、24時間、いつもそう思うことは無理でも、

今日一日だけと思えば、

もしくわ、今、この瞬間だけと思えば、

ハードルがさがりませんか?

こんな方法もあります。

赤信号で捕まったときは、いつもメールやSNSを確認するタイミングにする。

と決めてしまう手もあります。

更には、大谷翔平選手の実践項目にある「あいさつ」だけは頑張る。

でもいいと思います。


「100」すべてをしようと思わず、「1」だけする。

これが、何かを始めたり、続けたりするコツだと私は思っています。

それでも「0」と「1」では、とても大きな差です。

「1」でも続ければ、続けなかった人と比べたら差は歴然です。


「運がいい」は、偶然ではなく、必然なわけです。

必然と言うことは、論理的に説明ができるということです。

『科学がつきとめた「運のいいひと」』:中野信子著

参考にさせて頂きました。

気になる方は、読んでみてください。